印材ブログ
牛角(オランダ牛)
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昔はオランダ水牛と呼んでいましたが、最近では牛角(ぎゅうかく)と呼んでいます。
牛角は、牛角色(ぎゅうかくいろ)と牛角白(ぎゅうかくしろ)とに岐れます。
黒褐色の斑(ふ)が入っているものを牛角色と言い、入っていないものを牛角白や或いは牛角無地(ぎゅうかくむじ)と呼んでいます。
牛角色
牛角白(牛角無地)
弊社では、半分以上が黒褐色の斑の入っているものを<並>、3分の1以下のものを<中>、少ししか入っていないものを<上>として、3種類の等級に分けています。
牛角色<並>
牛角色<中>
牛角色<上>
牛角白は、飴色や乳白色の透明感があるものを<上>、透明感の無いものを<中>として分類しています。
牛角白<中>
牛角白<上>
黒水牛は黒く染色していますが、牛角(オランダ水牛)は天然の素材をそのまま使っています。
天然のものですので、乳白色のものや、うす緑がかったものや、琥珀のような飴色がかったものもあります。
もちろん黒水牛と同じように全部芯持ちの印材を使っています。黒水牛と比べて捺印性も良く、粘りがあって欠け難いという、素晴らしい特性を持っています。
牛角白の<上>や牛角白の<特上>は今や希少価値が高く、象牙に準ずる高級印材と言えるでしょう。