印材ブログ

アカネ印材

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印材について

昔は「シャム柘」と読んでいましたが、最近では「アカネ」とよばれるようになりました。
「シャム」というのは、「タイ国」の旧名です。

シャム柘は、タイ・ミャンマー・カンボジア等の東南アジアに分布するアカネ科の木の総称で、日本に分布する良質の柘を本柘と呼び、区別していました。

本柘はシャム柘に比べて、きめが細かくて硬い為印材に適しているのですが、何しろ成長が遅く、成長しても大木にならない為、原木が枯渇し始め、乱獲が禁止されてしまいました。
今では、10年の計画を立てて植樹し、育った分だけ伐採する方式で印材を造っています。

シャム柘は、タイ産の柘の意味ですが、次第に東南アジアから入って来るアカネ科の柘の事を「シャム柘」と呼ばれるようになり、やがて海外から入ってくる輸入柘の事を、本柘と区別して「シャム柘」と呼ばれるようになりました。 現在では、海外から入って来る、安い柘の事を広く「アカネ」と呼んでいます。
「アカネ科」の木から印材を作っている為です。

弊社の取り扱っている「アカネ」は海外の工場で加工されたものですが、真円度や径のサイズ等は数値も正確に採寸されており、ニスの艶も大変美しく一流の商品です。

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    丸棒
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    丸棒当り付
  • 9
    天丸
  • 10
    天角