印材について

印材 チタン

チタンという物質の発見

鉱石

1791年、英国のクレーガーという人物が海辺の砂の中に、今で言う「チタン」が含まれている事を発見し、これに「メナカメイト」と命名しました。
その後1795年に、独の科学者クロブロートはルチル鉱石の大部分は全く新しい金属である事を発見し「チタン」と名付けました。
そして、「メナカメイト」は「チタン」と同じものであることがわかりました。

チタンの名の由来

チタンという物質の持つ優れた特性とギリシャ神話のタイタン(TITAN)に因んで「チタン」と名付けられました。
体が大きく、知的で、賢い人物という意味で、通常「巨人」と訳されています。

チタンの特性

  • 軽くて強度がある
  • 錆びない
  • 変色しない
  • 人体にアレルギー(拒絶反応)を起こさない
  • 見た目に美しい
  • 加工可能

チタンの用途

  • ロケットエンジン
  • 飛行機の機体
  • 自転車の車体
  • 海洋構造物
  • 発電所
  • 建築関係
  • 医療関係
  • メガネ
  • カメラ
  • スマートフォン
  • ゴルフクラブ

チタン印材の歴史と今後の展望

チタンが印材と使われ始めて早20年以上経ちます。
最近になり印鑑がインターネットで販売されるようになって少しずつ世の中に印材として認識されるようになってまいりました。
しかし、彫刻が難しかったのと印材のコストが高かった為に、柘や黒水牛のようには普及していません。
チタン印材はインターネットの店舗で比較的よく売れています。象牙印材が高騰している現在、象牙に変わる印材として今後はブレイクしていくと思われます。
見た目に美しく、微細で緻密な彫刻を施す事が出来、捺印性も良いので期待される印材と言えます。

チタン印材の捺印性

黒水牛・象牙・柘等の印材の印面は多孔性と言って顕微鏡で見れば小さい穴がたくさん空いています。捺印する時、吸収した朱肉をはき出す事によって捺印性が良くなるのです。
それに比べて、石の印材や金属の印材の印面は硬くてつるつるしているので、捺印した時に朱肉の油が滲む為、代表者印の様な複雑な文字の彫刻には向かないと言われています。

それではチタンの場合はどうでしょうか?
不思議なことに、実際に捺印してみると朱肉が周りにべとつかず、印譜が滲まずに美しく捺印出来ることに気が付きます。
石材では表現出来ない、繊細な印章文字も表現出来ます。従って代表者印の彫刻にも適している事がわかります。
  • チタン印材による実印の印譜
    チタン印材による実印の印譜
  • チタン印材による代表者印の印譜
    チタン印材による代表者印の印譜
これはチタン印材は石印材と違って面摺りが可能である為と考えられます。

チタン印材では、彫刻した印面を1000番~1200番位のサンドペーパーで面摺りを行うと、印面に光沢が出ますが、顕微鏡で拡大してよく見ると細かくざら目がついています。
純チタンの表面は意外に柔かく、細かいざら目が付きやすい、サンドペーパーの番手通りのざら目がつきます。
その為、朱肉の油分をよく吸収し、捺印する時に吐き出してくれるのです。
しかも捺印による印面の磨耗は殆ど無い為、いつまでも使用できます。
まさに夢のような印材であると言えます。

チタンの純度

チタンにはピュアチタンとチタン合金がありますが、印材としてのチタンは100%に近い純度のものでなければなりません。
不純なもの(チタン合金)は硬くて彫刻が出来ないからです。純度が高ければ高いほど彫刻がし易いのです。
弊社のチタン印材を金属成分分析機で計測すると99.7%という数値が出ました。

チタン印材の種類

チタン印材はその仕上げ方によって「ブラストチタン」と「鏡面チタン」の二つに分かれます。
鏡面のようにピカピカに仕上げたものを「鏡面チタン」と言い、細かい所や硝子でサンドブラストして表面を梨地上に曇らせたものを「ブラストチタン」と言います。
「鏡面チタン」は、黒色・金色・白色の3種類ありますが、弊社は今のところ「ブラストチタン」のみ扱っており、「鏡面チタン」は研究中であります。

  • ブラストチタン丸棒15×60 ブラストチタン
    丸棒15×60
  • ブラストチタン天丸18×60 ブラストチタン
    天丸18×60
  • ブラストチタン天角21 ブラストチタン
    天角21

チタン印材の彫刻

チタン印材はいかに純度の高いものであっても、超硬の金属である事に違いはありません。
通常の刃物やカッターは折れてしまいます。

  • 特殊な彫刻機
  • 特殊なカッター
  • 特殊な研削オイル

上記の組み合わせを研究し、ベストミックスに到達すると一本のカッターで(1回の研ぎの意)で数本の印章が彫刻出来ます。
最近では、レーザーで彫刻出来るようになってきています。しかし、レーザーは高額である事と、臭気の問題が残る為に、やはり彫刻機が主流のようです。

弊社が提供出来る事

  • 安価で上質なチタン印材の安定供給
  • チタン印材の彫刻の下請

弊社の考え

弊社のお得意先を数多く獲得することは考えておりません。
限られたお得意先と末永く、安定供給出来る「提携」を考えています。
提携先に対しては

  • 誠心誠意の価格を見積もらせて頂きます。
  • 一本ずつ丁寧に検品した商品を出荷します。
  • あらゆる個人情報の秘密を厳守させて頂きます。

以上の三原則を厳守致します。